25人の物語 04

Q. 自分の仕事の大変なところ、難しいと思うところ
A. この仕事を始めた頃は、どれが基準を満たしていて、どれが不良品なのか全く分かりませんでした。それでも諦めずに何度も靴を見比べるうちに、少しずつ判断できるようになりました。今でも迷うことがあれば日本に相談しますが、ほとんどの場合、自分で判断できるようになりました。 時には職人たちと意見がぶつかることもあります。彼らは心を込めて作っているので、私が靴を不合格にすると怒ることもあります。しかし、それが私の責任です。欠陥のある靴を日本に送るわけにはいきません。そのため、職人たちとしっかり話し合い、品質基準を理解してもらうようにしています。

Q. 靴を履く人へのメッセージをお願いします。
A. 手作業の温もりを感じる靴をお届けします。革の風合いを活かし、一足ごとに表情が違うのがDiuの魅力です。ぜひ、その個性を楽しんでください。